コミック・バムセ

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かくかくしかじか/東村アキコ 1巻

東村さんの高校時代の自伝漫画。何これ面白い。


高校時代美術部だった東村さんがとある勧めで通うことになった絵画教室での、強烈な先生との出会いを描いた作品。


メインは大学受験。今となっては東村さんの恩師であるこの先生に指導を受け、先生の厳しさ、優しさに触れながらひたすら絵を描く。


この作品を描いている"今の"東村さんは過去を懐かしみ先生に感謝し、読んでいる読者までセンチな気分にさせる。東村さんがどれだけ先生を好きで、尊敬しているかがよくわかる。素敵な作品。


最近、体罰やら何やらで騒がれているので、この先生もその境界線で危ない立ち位置のような気もするけれど、生徒への愛、相互の理解、目標への共通の意識、素直さと真っ直ぐさ、外れちゃいけないモノががっちり組み合っていれば、竹刀を持った怒号を飛ばすスパルタ教師もこんなに魅力的に映るものなのかと驚いた。


たぶん東村さんの裏で「ガチでやめたくて逃げ出したくて先生に恐怖しか感じ取れなかった生徒」もいるとは思うけれど(笑)そういう生徒はこの先生とは合わなかったということ。


学校の教師じゃなく、金を払って「絵が上手くなる」という一つの目的のために集まった集団の先生なので、逃げ出したい人は逃げればいいと思う。逃げ出したからそいつは駄目だ、なんてことは僕は思いません。先生の鞭を受け止めきれるかどうか、これは個人の才能だと思うから。その才能がなくても穏やかなタイプの先生の力で同レベルの成長をみせることだってあるはず。要は先生と生徒のマッチングの問題。でも、それでも、何事にもスキルの上達のためにはこの「鞭を受けても消化し筋肉にする才能」はあった方がいい、と僕は思ってしまいます。もちろん、先生の質ありきですよ。


この日高先生は、東村アキコという一人の人間にとってとても大きな存在になったという事実からも、飴と鞭を使いこなすとても魅力ある先生なんだなと感じさせてくれました。特に先生の良いところは、本人は「使いこなす」なんて理知的な考えなどはなくただ生徒と真正面から向き合い自分のやり方を貫くだけのド直球な性格が、生徒にも伝わるほどに滲み出ているというところです。


東村さんの自伝がこんなに面白いとあっちゃ、未読の「ママはテンパリスト」もさぞ面白いのだろうなと。こりゃ買わざるを得ないなと。また積読本が増えそうな一抹の不安もありつつ、読みたい漫画が増えて嬉しくもなった僕でした。


結構書いたなあ。あまり長文を書かないこのブログにとっては珍しい記事になりました。


かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)
かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)東村 アキコ

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  1. 2013/03/25(月) 17:04:56|
  2. 集英社愛蔵版コミックス
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